【PMS（個人情報保護マネジメントシステム）とPDCAサイクル】

　PMS（個人情報保護マネジメントシステム）

　個人情報保護マネジメントシステム(Personal information protection management systems)を略して「PMS」といいます。 事業者がプライバシーマーク（Pマーク）を取得することは社内に「PMS」を構築して運用することにほかなりません。

　プライバシーマーク認証取得とは実際に運用されているPMSがJIS Q 15001 の要求水準を達成していることへの評価です。
　JIS Q 15001 の要求事項ではPMSはPDCAサイクルを用いて構築することが推奨されています。

　PDCAサイクル　【PLAN】->【DO】->【CHECK】->【ACT】

PDCAサイクル概念図

　PMS(個人情報保護マネジメントシステム)は計画（PLAN）->実施（DO）->監査（CHECK）->見直し（ACT）の 4つのプロセスを繰り返し循環させることでサイクルを確立します。
　この目標を管理していくプロセスを「PDCAサイクル」といいます。

　この方法は米国の経営学者ピーター.F.ドラッカーの著作により1950年代に「目標管理」（Management By Objectives） 「MBO」の手法として日本に紹介され、製造業では生産性を向上させる手法として今ではごく一般的に普及しています。

　プライバシーマーク制度のPMSもただ4つのプロセスを繰り返すだけでなく見直しをすることでPDCAサイクルのスパイラルアップが要求されます。

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　個人情報保護方針とPMS

　プライバシーマークを取得した企業はWebサイトに「個人情報保護方針」を掲載します。

　これはJISQ15001の規格で「個人情報保護方針」は 「一般の人が入手可能な措置を講じなければならない」との要求を一番簡単に実現する方法がWebサイトで公開することだからです。

　プライバシーマークを取得していない企業のWebサイトにも大抵個人情報保護方針（プライバシーポリシー）は掲載されています。 大抵ホームページ製作会社の提供してくれた雛形の会社名を変えた程度の内容がほとんどです。

　特定商取引に関する法律の表記と同じで、掲載しておけば個人情報保護法に配慮している企業として信頼性を得られるとの考えでしようか？

本来は個人情報保護方針をWebサイトに掲載しているということは、そのWebサイトを運営している組織（企業）にPMS(個人情報保護マネジメントシステム) が存在して機能していることを意味します。

　見る人間が見ればWebサイトの構成から「個人情報保護方針」がウソかどうかは1分で判定できます。

　信頼を得ようとWebサイトに掲載した「個人情報保護方針」が逆に企業の信頼を損う結果になってしまいます。 （大抵個人情報保護方針の雛形提供元と思われるホームページ製作会社からして大抵ダメなWebサイト構成ですから）

　Webサイト無料診断

御社のWebサイトの構成が掲載している「個人情報保護方針」に適合しているか無料診断します。（御社にPMSが実際に有るか無いかは問いません）